「人手不足」は本当に問題なのか ?
最近では、福祉士の人手不足や、職人の後継者不足が社会問題としてニュース語られることが増えました。確かに、現場では人が足りない。しかし、そもそもやらなくていいような面倒な仕事を人がやり続ける必要があるでしょうか ?
堀江貴文さん(http://x.com/takapon_jp)の著書「疑う力」では、日本の労働環境に対して痛快な批判が展開されています。
下積み原理主義からの脱却
日本では、「匠は時間をかけてやらなきゃ一人前にはなれない」という価値観が根強く残っています。これは、まさに下積み原理主義。でも、堀江さんは疑います。僕も同感です。
山口県岩国市にある株式会社獺祭が運営している蔵での酒造り。勘に頼ってた酒造りを、データ化して、キンキンに冷やせる空調設備を導入すれば、1年中可能です。技術の進歩を活かせば、伝統を守りながらも効率化できるのです。
手に職は本当に安定なのか ?
「手に職を持つこと」は、安定の象徴と言われています。でも、本当にそれが正しいのでしょうか ?
職人の仕事はリスクがあるし、ニートに比べると忙しい。けれども、忙しさ=充実とは限りません。
堀江さんの「疑う力」は、こうした常識を一度立ち止まって考えるきっかけをくれます。
落ちこぼれに後ろ指を指す社会はやめよう。
僕が堀江さんに共感する理由は、「落ちこぼれ」に対する視線です。SNSの流行で日本語を読み解ける人が減った今、表面的な成功だけが評価されがち。でも、誰も同じペースで進めるわけはありません。
「疑う力」は、そんな社会の空気に一石を投じてくれます。僕たちももっと柔軟に、もっと優しく、働き方や生き方を見つめ直した方がいいでしょう。
疑う力は未来を切り拓く力
堀江貴文さんの「疑う力」は、ただの批判ではなく、未来への提案です。人手不足の問題も、働き方の価値観も、すべて疑うことから始めます。
あなたは、疑う力に共感できますか ?